ソニーで働く若手社員の1日に密着!【ソニーシティ大崎編】
初めて社会人になる皆さんにとって、「実際に社員はどのような1日を過ごすのか」と気になるところだと思います。今回は、若手社員密着企画の【ソニーシティ大崎編】をお届け。オーディオ製品の設計業務に携わる吉田さんに取材をします。実際の仕事内容だけでなく、先輩や同期との関係にも注目です!
── まずは吉田さんのある1日のスケジュールをご紹介!
── 1日の過ごし方を詳しく教えてください!
① 7:45「起床」
朝起きたらまず、ソニーのスピーカーで音楽を流して目を覚ますのがルーティン。その日の気分でコーヒーかプロテインを飲み、会社に行く準備をします。
── スピーカーを愛用されているんですね。
入社前に行われた内定者向けのイベントで私が参加していたチームが賞をもらい、その景品としていただいたスピーカーで、私のお気に入りです。私自身音楽がとても好きで、月に2回は音楽ライブやフェスに行くほど。自宅にいる時間は基本的にずっとスピーカーで音楽を流しています。
② 8:30「家を出発」
出社時は、同じ寮に住んでいる同期と一緒に通勤することがほとんど。同期とは仲が良く、今夜も一緒に食事に行く約束をしています!
── 出社の頻度はどのくらいですか。
商品開発のフェーズにもよりますが、週に4日出社し、1日はテレワークをしていることが多いです。私はヘッドホンの設計に携わっており、試作品の確認や評価で忙しい時は、週5日出社することもあります。また、海外にある製造事業所やパートナーとの取引で、先日は中国へ出張に行きました。
── 1年目で海外出張も経験されるのですね。
若手でも責任のある業務に挑戦する機会がありますね。もちろん緊張や不安もありますが、現場ならではの経験や知識を得られますし、その分やる気が出ます。
③ 10:00「CAD作業」
CADという、コンピュータ上で設計ができるソフトを使って、部品を設計・モデリングします。CAD上の設計と、CADを元につくられた試作品とでは寸法(サイズ)の誤差があることが多く、その原因を知ることが重要です。そのため実際に試作品が届いたら、寸法が設計値と合っているか、自分で測定し確かめます。
── 繊細な作業なんですね。この仕事で特に面白いと感じるポイントは何ですか?
私が担当しているヘッドホンもそうですが、小さいものを実際の製品の形にすることは、実はとても難しいのです。設計通りにならないことはよくあり、何度も修正を重ねます。最終的にさまざまな部品をうまく組み上げ、設計通りに動作した時はやはり面白く、努力が報われる瞬間です。
── 他にはどのような仕事をされますか?
私の部署は、新製品のヘッドホンのハードウェア設計全般に関わっています。そのため、材料や色、塗装などの選定や試験も行います。ハードウェア設計は、企画段階から量産までの過程全体に関係するので、仕事内容も幅広く難しいですが、同時にやりがいも強く感じます。
④ 12:30「先輩とランチ」
今日は部署の先輩たちとソニーシティ大崎の食堂でランチ。休憩中は仕事を忘れ、プライベートのことなど思い思いに話しています。同期とランチをすることもありますし、一人の時もありますよ。
── 食堂のメニューでおすすめはありますか?
はい、私は特にカレーが好きです。他の拠点の食堂に行ったことはありませんが、私はここ(ソニーシティ大崎)の食堂が一番おいしいと思っています(笑)。
時間に余裕がある時はオフィスの外に出てランチをすることもあります。
⑤ 14:00「試作品の評価」
先ほどと内容は似ていますが、今度は高精度な計測機器を使って試作品を測定しています。100分の1ミリ単位まで確認し、製品の組み立てに影響がないか検証します。
── この仕事の面白い点を教えてください。
使用できる装置の種類がたくさんあり、これを知りたいと思った時の手段が豊富なところです。大学院生の頃から研究で機械を使うことはありましたが、業務では学生のときに知らなかった機械を使って、より大規模かつ精密な作業ができるのでぜいたくな環境だと思います。
⑥ 「先輩に相談」
わからないことがあれば、すぐに先輩に聞きに行きます。
── このような先輩とのコミュニケーションは多いですか。
とても多いです。個人で作業している時間と同じくらい、同僚と会話しています。先輩たちは年齢が離れていてもフランクに接してくれるので、相談しやすいです。このような時間が持てることは、私がテレワークより出社する方が好きな理由の一つでもあります。
⑦ 16:00「コミュニケーションタイム」
チーム内での「コミュニケーションタイム」が週に2、3回あります。それぞれが担当している業務の進捗報告や相談をするミーティングの場です。
── コミュニケーションタイムの他に、どのようなミーティングがありますか。
ハードウェア設計は、製品を作る上で多くの部署と連携する必要があります。例えば音響やデザイン、品質保証の部署などです。「こういうデザインにしたい」「でもそれでは壊れやすくなってしまう」と、それぞれの部署が意見を交わしながら、良い製品を作るために日々共創しています。
⑧ 19:30「同期との集まり」
同期とは週に4、5回食事に行くなど、よく集まっています。本当に仲が良いですよね。
── そういった場で仕事の話はしますか?
もちろんしますよ。皆、部署がバラバラなので、それぞれの仕事や部署の話は聞いていて面白いです。業務の中で関わることもあり、「あの部署の人に相談したい」という時に、同期がその部署にいると気軽に質問できて仕事が進めやすくなります。
⑨ 23:00「自分の時間」
自宅に帰ったら、一人の時間をつくるようにしています。
── 吉田さんにとって、一人の時間も大切ですか?
そうですね。仕事中も仕事が終わってからも人といることがほとんどなので、自宅にいる時は一人の時間を楽しんでいます。読書が趣味なので本を読んだり、最近はギターを始めて好きなバンドの曲を練習したりしています。
ソニーシティ大崎のお気に入りスポット
── 最後に、ソニーシティ大崎のお気に入りスポットを教えてください。
オフィスの最上階にある「BRIDGE TERMINAL」というコワーキングスペースがお気に入りです。ここには、ラフにミーティングができるラウンジスペースなどの他、卓球台やビリヤード台、ボードゲームなどが置いてあり、仕事終わりに同期と遊んでリフレッシュしたりします。
また、3Dプリンターなど、多様な機器、工具を備えた「MAKER ROOM」も併設されていて、ものづくりが大好きな私からしたら夢のような場所です。
<編集部のDiscover>
同期と仲が良いのはもちろん、先輩とも仕事がやりやすい関係を築いていて、社会人1年目の生活がとても楽しく見えました。メニューが豊富な食堂や、仕事終わりに気分転換できる「BRIDGE TERMINAL」のようなスペースがオフィスにあるのも、会社に行きたくなる魅力のように思います。