【求人クローズアップ】情報セキュリティ部 海外出張トレーニング付 採用プログラム「ソニーグループの多様な事業をセキュリティリスクから最新技術で守る」
「求人クローズアップ」では、現在ソニーグループで積極採用中の求人情報を取り上げ、仕事のおもしろさや職場環境など、求人票だけでは伝えられない魅力をDiscover Sony編集部が深掘りしてお伝えしていきます。今回ご紹介する求人情報は、ソニーグループ株式会社情報セキュリティ部における、『SOC and Incident Response担当者養成コース』と『セキュリティインフラ＆ツール担当者養成コース』の2職種です。当部署の人事部長 橋本さんと、この採用プログラムを企画している情報セキュリティ部Director Joe Suppersさんにお話を伺いました。
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ソニーグループ株式会社の情報セキュリティ部とはどのような部署なのでしょうか？
橋本:ソニーは、約10年前に受けたサイバー攻撃を契機にして、情報セキュリティの組織を大幅に強化してきました。世界最先端の技術と人材が揃う米国のワシントン周辺を拠点としながら、全世界におけるソニーグループの多様な事業を24時間365日守るために、シンガポールやインドにも拠点を置いています。全世界で約300名の社員が情報セキュリティ組織で働いており、さまざまな業界で経験を積んだセキュリティのエキスパートが揃っています。国内の企業でこれほどの規模で社内にセキュリティ専門チームを持っている会社は私の知る限りほとんどありません。情報セキュリティサービスを専業する会社の人材と比較しても専門性の高い人材が揃っていると自負しています。
組織構成としては、GSIRT(Global Security Incident Response Team) という組織の中に、いわゆるセキュリティインシデントを検知するSOC、インシデントが発生した時に対応するCSIRT、膨大な情報からセキュリティリスクを検知するためのインフラやツール、データ分析の専門チームがあります。
—全世界におけるソニーグループの情報セキュリティを守る専門部隊なわけですね。ちなみに、組織のメンバーはどのような方々がいらっしゃるのでしょうか？
Joe:多様な業界でセキュリティの経験を積んだ専門家が集まっています。出身の国籍もさまざまです。またソニー内の別の職種からセキュリティに職種を変えた方もいます。それぞれの人が持っている多様な経験やスキルを組み合わせながら、チーム内で密に連携しながら業務に取り組んでいます。
今回、新たにGSIRT東京チームを立ち上げることに伴う採用募集だと聞いていますが、なぜ東京でチームを新しく立ち上げることになったのでしょうか？
橋本:実は、コロナ禍以前より企画していた採用プログラムでした。情報セキュリティの組織強化を始めた当初は、GSIRTの組織を立ち上げることが急務だったため、セキュリティ人材が豊富な米国とシンガポールでの立ち上げを優先しました。日本には多くの事業領域の本社があり、またその多くの事業でセキュリティが重要なBusiness Enablerとなるサービス事業を強化しており、各事業とより密接に連携するため日本語が話せる人材をチームに加えるために、東京でGISRTを立ち上げることになりました。海外渡航の制限が緩やかになってきたことを機に、GSIRTの立ち上げを加速させるべく採用を開始しました。
—新組織の立ち上げに加わっていただくのであれば、いわゆるマネジメントやリーダー層を採用したいと思われる企業が多い中で、あえて担当者レベルの方にお越しいただきたいと思った背景とは？
橋本:マネジメント層の方も並行して採用中です。セキュリティ人材は世界的に枯渇しており、日本語と英語のバイリンガルの人材はなかなかいません。そこで、担当者レベルの方にも是非挑戦いただき、ソニーでしっかりした研修を受けた上で、業務を通して技術、スキルを養っていただければと考えています。
—海外出張による研修も含めた採用プログラムとは珍しいと思うのですが、その意図とは？
Joe:情報システムや情報セキュリティの領域で経験が浅い方にもぜひ挑戦してもらいたいのですが、安心して飛び込んでいただけるように1年間いくつかのポジションをローテーションして、GSIRTのミッションや様々な役割、組織などを深く知っていただける機会となるような研修を前提とした採用を企画しました。例えば、GSIRTの主要な拠点である米国かシンガポールに4カ月滞在してもらい、スキルを身に着けつつ人脈づくりをして、素早くチームの一員になってもらいたいと思います。1年間のローテーション終了後には、本人の希望も聞きながらGSIRTの中で配属ポジションを決定します。その後は、GSIRTの国内外のさまざまなポジションで経験していただくだけでなく、各事業会社にもセキュリティチームがありますので、将来的には事業会社も含めてソニーの多様な機会の中で、キャリアを積んで活躍してほしいと思います。
—どのような方に応募してほしいですか？
Joe:情報システムや情報セキュリティ関連の経験があり、「今後情報セキュリティの領域でキャリアを深めていきたい！」という意思を持つ方に積極的に挑戦していただきたいです。現時点でご経験年数が1－3年であっても問題ありません。ただし、研修は基本的に英語で行われるのでビジネスレベルの英語力は必要です。英語力に自信がない方でも、英語でコミュニケーションを取ろうと前向きな気持ちをお持ちの方はウェルカムです。技術が好きで、問題解決力が求められ、多様性あふれる環境で働きたいと思われている人には魅力的な環境だと思いますので、是非ご応募いただきたいです。研修を通して、技術、スキル、グローバルな環境下での就労経験を積んでいただき、世界を舞台に活躍できるチャンスになると思います。
—応募を検討されている方にメッセージをお願いします。
橋本:情報セキュリティ分野においても、専門性の高い多様な人材が揃うソニーでキャリアを積めるチャンスです。グローバルチームの一員として働くことは、ユニークな経験ですし、セキュリティ人材としての市場価値もあがります。ソニーには多様な事業領域があり、それぞれの事業内の情報セキュリティチームと密に連携しています。違う事業領域のセキュリティ知見を両方同時に身に着けられることがメリットです。将来的に、事業会社に移るキャリアパスもあります。このチャレンジングな環境に、ぜひ参画いただければと思っています。
